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概要
災害時医療救護活動
東京に大震災が発生したら葛飾はどうなるのか?

平成23年3月11日に東日本大震災が発生いたしました。
津波の被害は想像を絶する大きさで、もし東京に巨大津波が襲ってきたら大変だと心配されている方も多いことでしょう。しかし、東京の地震はむしろ阪神淡路大震災に似ており、直下型が想定されています。
そこで今回の東日本大震災と阪神淡路大震災の教訓を生かし、新たに地域の災害医療計画を見直すことが進められています。
このページは現行の計画に従って説明しますが、また新たに変わる可能性もありますので、葛飾区広報などにはよく注意を払っておいてください。
もちろんこのホームページでもなるべく早く情報をお伝えするようにいたします。

今、この大東京に同規模の震災が発生したら??

災害時医療救護活動倒壊した家屋により押しつぶされたりして、大ケガを負う。さらに火災が発生するなど、阪神大震災以上の大惨事も予想されます。
この大混乱の中で、一人でも多くの区民の命を助けるにはどうすれば良いのか?
最初に治療に当たるのは、外部からの医療チームではなく、地元医療機関です。阪神大震災でも東日本大震災でも水、電気の無い中、かかりつけ医師を始めとする医師会医療機関が懸命の救命処置を行いました。
私たち葛飾区医師会では、予想される大混乱の中でも、生き残った医師会員が素早く保健所や消防、警察、医療ボランティア、その他の機関と有機的な連携を取りながら十分な医療救護活動ができるよう、医師会内に災害対策委員会を設置し、救護訓練や組織作りを進めています。

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実際の活動

  医師会員であれば誰でもが「トリアージ」をできるよう訓練

トリアージとは、フランス語のtrier【選び出す、えりわける】から発しており、元来、フランスの繊維商人が羊毛をその品質から幾つかのクラスに仕分けする際に用いられた言葉で、この言葉がナポレオン時代に、戦場において傷病者を区別する際に使われるようになり、その後、災害医療の分野において用いられるようになりました。
災害時医療救護活動即ち、傷病者を傷病の緊急度や重傷度に応じ、いくつかのクラス分けする作業をいいます。
この作業によって、より多くの被災者の命を救うことができるのです。
このクラス分け作業は通常の医療現場での重症度判定とは全く別のもので、十分な訓練を経なければ身につけることは出来ません。通常の医療現場での重症度判定を災害現場に持ち込むと、かえって大混乱を招く恐れさえあるのです。

災害時医療救護活動周囲がパニック状態になっている災害現場でトリアージができるようになるには何よりも訓練の繰り返しが重要、と私たちは認識しており、毎年、東京都総合防災訓練(ビックレスキュー)や葛飾区総合防災訓練への参加や医師会内でのトリアージ訓練を繰り返し行っています。

  医療救護所での救護訓練、後方搬送訓練、他の機関との連携強化

災害時医療救護活動これらの訓練は主に東京都総合防災訓練や、葛飾区総合防災訓練を通じておこない、同時に都、区や警察、消防、自衛隊、などとの意思の疎通や連携の強化を図っています。
また、災害活動の講演会の開催を行い、知識の整理、向上を図っています。

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災害時、区民はどうする?
災害時医療救護活動
災害発生後72時間は初動期と呼ばれ、道路分断等により災害現場周囲からの救助が得られない可能性が強い期間です。この期間は区からの要請に基づき当医師会では、1班当たり、医師1名、看護師2名、事務1名よりなる医療救護班を編成し、下地図で示した各医療救護所に派遣し救護活動を開始致します。

医療救護所地図
*クリックすると拡大地図がご覧になれます。

医療が必要と思われる区民の皆様は、最寄りの医療救護所にお出で下さい
24時間体制で救護活動にあたる医療救護所には、多くの医療救護班が必要ですが、移動可能な医師会員は予め決められた医療救護所に集合し、そこで救護活動を行うことになっています。
また、災害現場より救出された被災者も原則的には医療救護所に搬送されることになっています。大掛かりな医療処置が必要と判断された被災者は医療救護所より後方病院へ搬送となります。
災害時医療救護活動 災害時医療救護活動 災害時医療救護活動

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普段から災害時に備え準備を
災害時医療救護活動
医療救護所や避難所には初動期72時間を乗り越えるべく食料や水、トイレ、毛布、その他の必需品がある程度は備蓄されておりますが、決して十分量とはいえません。
万が一に備えた区民の皆様の準備が何よりも重要と思われます。決して他人任せにせず、「自分の身は自分で守る」意識をもって準備をしていて頂きたいと思います。

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災害時の医療救護
概要
実際の活動
災害時、区民の皆様はどうすれば良いのか?
普段から災害時に備え準備を
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